”キズ・汚れ”といった要素は、内覧会時に簡単に見つけることが出来る要素です。
それと同時に、それらの要素は、ほぼ、きちんと対処していくれるもので、”キズ・汚れ”
に関して、何かトラブルが起きるということはまずありません。
しかし、問題となるのは、「本来機能的にもかならず修繕してもらいたいと思う不具合」
があったときです。工事担当者(工事監理者)の技能が高く、誠実な人であった場合には、
これらの不具合に対してももちろん適切に対応してくれます。実際に、”理由”があって、
すぐに何かしらの修繕の手を加えてしまうよりも、少し経過観察をする中で、あらためて
状況判断したほうが良いと思われる要素(不具合と感じた要素)の場合には、「何故経過観察したほうが良いのか」
という理由と、「経過観察した後に、どんな状況であったら、やはり修繕が必要と考えるのか」
といった、理由と対処方法(判断方法)を明確に説明してくれます。
ただし、別の記事(※建売住宅※内覧会同行サービス!【現役一級建築士】のチェック
)でも触れていますが、建売住宅環境においては、工事監督(担当者)としての機能が低く、
適切な対応が取れないという人も、少なくないのが実情です。
そんな時にひとつの傾向として現れやすいのが、本人(工事担当者)としては悪気があるわけでは
なくとも、「まずは様子をみましょう」「これは問題ないです」といった言葉によって、
とりあえず、修繕はしない方向へと誘導してしまうケースがあるのです。(案外多いのかも
しれません)これは、工事担当者としては、基本的に”修繕費用”など余分な費用をかけて
しまうと、会社に怒られる(評価が低くなる)といった、条件反射的な思考が働くから
なんですね。先に述べた話と異なるのは、「何故経過観察したほうが良いのか」
「何故、不具合ではないといえるのか」といった理由をわかりやすく購入者に伝えることを
していない(出来ない)ということ。理由(説明)が納得できない(理解できない)ときは、
理解できるまで、話し合うことが必要となります。
不具合がどうかが、白黒はっきりとしているケースはいいのですが、先のケースのように、
工事担当者の未熟さも要因となったり、また、完全に不具合とはいえないのかもしれない
けれども、懸念される要素があるといった、少々グレーゾーンの指摘(不具合)などの場合には、
購入者側が、”修繕してほしい理由”を論理的に伝える必要が生じてくることがあります。
実際に経験上・・そんな”グレーゾーンの不具合要素”も、案外多く存在しているものです。
ただし、正直、このような要素(グレーゾーン要素及び、工事担当者が修繕を見送りたいといってきた要素)
に対して、専門的な知識を有していない一般の購入者だけでは、なかなか良き結果を得る(修繕をしてもらう)
ことは難しいのが実情です。こんな、施工者(工事監督)との折衝が必要となる要素に
おいて、効果を発揮するのが「建築士の内覧会同行」といえそうです。建築士、工事担当者が言い分に
対して、専門的に理解・判断することが出来ます。その上で、不具合と断定することが出来ない要素で
あっても、”懸念される要素”などを踏まえ、説明(工事担当者に伝える)して、修繕してもらえる
ケースが出てくるからです。
戸建て住宅は、高い買い物。購入時にしっかり納得できる状態としておきたいものですよね。工事監督(担当者)
とのコミュニケーション(折衝など)に不安を感じるようであれば、建築士の同行検査を積極的に活用して
みるといいかと思います。
■※建売住宅※内覧会同行サービス!【現役一級建築士】のチェック
■建売戸建て住宅の内覧会時に実際に存在する「不具合・施工不良」要素について!!
■建売戸建て住宅の”不具合”は、大きな瑕疵ほど「何故(理由)」と「どうしてほしい(対処)」 をきちんと伝えないと修繕して貰えないこともあるので注意が必要!!
■建売住宅の土地が建設前にどんな状況(活用状況)であったかは最低限知っておく必要があるもの。
■新築一戸建て住宅の内覧会同行検査概要!!「料金・対応地域・検査内容」
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