マンション

建売住宅の土地が建設前にどんな状況(活用状況)であったかは最低限知っておく必要があるもの。!!

販売されている建売住宅が、近隣住民にとってトラブル要素となっていないかとどうがを確認しておくことも 大切な要素であることは、こちら の記事で、お話していますが・・。もうひとつ、知っておく必要がある要素となるのが「建設前の土地がどのような 状態だったか(どんな使われ方をしていたか)」ということです。 内覧会同行検査などを通じて、購入者とお話をしている中で・・思いのほか多くの人が、認識していない要素と っなているのに、びっくりしたことがあります。

もちろん、専門的な知識・情報(地盤特性)などは、知らなくても仕方がありませんが、建売住宅の工事を 始める前に、その土地が”どのような状態となっていたか””どのような使われ方をしてきたか(地歴)” 程度の情報は、ぜひ知っておくべきだと思うのです。

工事前には、古い住宅(建物)が存在。解体と共にすぐに工事が始まった場合。

正直、大半の建売住宅が、もともと古い住宅・建物があった土地を購入・・建物を解体したあとに 敷地分割をして、住宅戸数を増やして販売しています。ある程度の敷地広さを狭くして、 住宅の数を増やすことで、利益を多くするという手法です。同時に、土地購入してから、 寝かしておく時間が長いほど、損益が多くなると考えることから、建物解体してから、 なるべく早くに新しい住宅を建設しようとするんですね。

このこと自体は、社会構造的に仕方が無い傾向だと思うのですが、購入者側として理解して おいていただきたいのが、こんな状況の土地は「基礎工事(地盤)に少々弱さがある」可能性が 存在しているということです。本来土地は、数年間といった単位で、整地された状況で維持される ことで、安定感を増すもの。でも、建物を解体したときには、既存建物の基礎も掘り出さなければ いけないので、地盤がかなりあらされるわけです。もちろん、新規基礎工事のときに、地盤の 転圧を行ない人為的に締固めをするわけですが・・やはりそれは表層的なものにすぎません。 もちろん、短期間的に問題となるようなことはありませんが、”10年以上”経過したころに、 地盤沈下の不具合として表面化してくる可能性はあるものなのです。そんな要素があるという ことは、理解しておくことが必要だと思います。(納得して購入)

工場跡地・ガソリンスタンド跡地などの場合、土地に化学成分が含まれることも。

即大きな問題として現れるものではありませんが、人の体質は様々。多少の化学成分や石油成分 などによる影響を敏感に感じ取る人も少なくありません。そんな人にとって、土地の土に含まれる 化学成分の有無も、大きな要素となる場合もあるのです。 近年、土地売買に関連して、「化学成分が土に含有されているかどうか」といった要素が重視され るようになってきていますので、基本的には、さほど気にかける必要は無いものではありますが・・。 建売住宅の場合には、廃業となったガソリンスタンドの土地を、安易に建売住宅として開発、 販売してしまっているケースも少なくないのです。

畑・田んぼが住宅地へと転化された場合。

雑草が茂って、何年も放置されていたような畑・農地であれば、住宅の土地となったときに、 地盤の良い土地となめケースも多いものです。ただ、畑として活用されていたり、田んぼで あった土地が宅地転用されるようなこととなったときには、注意が必要です。 ”地盤の強度が低い””湿度の高い土地(カビが繁殖しやすい)”などの傾向があることは 認識しておきたい要素です。

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